わたしはバイクが好きです。
と、言うより乗り物全般が好きなのかもしれません。
ブログを初めた当初は乗り物の記事も多かったです。
ここ最近、すっかりご無沙汰でしたので、久しぶりに乗り物の記事を書きたいと思います。
今回は意外と知らないトラックのメーカーです。
(偶然激写!大型トラックを運ぶ大型レッカー車)
日本の自動車メーカーと言えば、トヨタ、ホンダ、ニッサンなどです。
しかし、トラックメーカーと言って思い浮かべる事ができますか?
トヨタやマツダ、ニッサンなども小型のトラックを製造していますが、それ以外のメーカーを紹介していきます。
トラックメーカーはバスも製造していますが、今回はトラック限定です。
いすゞ
「ISUZU」のロゴでお馴染みのトラックメーカー。
主にトラック・バスといった商用車を製造する日本の自動車メーカーである。1916年創業。1971年から2006年までアメリカのゼネラルモーターズがいすゞ株を一部保有しており、GMの関連会社だった。
その後、トヨタ自動車と資本提携していたが解消し、現在はボルボグループと商用車の戦略的提携を結んでいる。
いすゞの創業は1916年。国内の現存自動車メーカーの中では最古の歴史を誇っています。
1934年には商工省標準形式自動車を伊勢神宮の五十鈴川に因んで「いすゞ」と命名。
これがいすゞの社名の由来となっており、1949年に商号を現在の「いすゞ自動車株式会社」に変更したそうです。
昔は乗用車も製造していました。
トラックは小型が「エルフ」、中型が「フォワード」、大型が「ギガ」
三菱ふそう
三菱ふそうトラック・バスは、2003年に三菱自動車工業から独立した、商用車および産業用エンジンの製造会社。
現在は世界最大級の商用車グループである独ダイムラーの一員である。
トラック、バス、産業用エンジンの開発と製造を行い、世界170か国以上に展開しているそうです。
三菱自動車工業から独立していてもロゴは同じです。
トラックは小型が「キャンター」、中型が「ファイター」、大型が「スーパーグレイト」
日野自動車
日野自動車は主にトラック・バスといった商用車を製造する日本の自動車メーカーで最大手である。
日本国内の大型・中型トラックで、2020年現在46年連続で販売台数が1位、大型トラック顧客満足度調査で11年連続で1位、小型トラックも6年連続で1位。
1966年にトヨタ自動車の傘下に入り、2001年にトヨタが株式の過半数を取得して子会社化した。
トラックは小型が「デュトロ」、中型が「レンジャー」、大型が「プロフィア」
日野自動車はトヨタのランドクルーザープラドなども製造しています。
UDトラック
UDトラックス株式会社は、日本の大型車専門の自動車メーカーである。
2010年2月1日に日産ディーゼル工業株式会社(にっさんディーゼルこうぎょう)から社名変更した法人である。
日産ディーゼル工業は日産自動車傘下であったが、2007年にボルボの子会社となり資本関係が消滅。ただしその後、業務提携は継続していた。日産自動車製の商用車に搭載されるディーゼルエンジンを生産していたこともある。前身は1950年に民生産業から分社された民生デイゼルであり、1953年の日産自動車の資本参加をへて1960年をへて社名変更した。
現在はボルボグループだったが、提携を結んでいる「いすゞ」が「UDトラック」の全株取得を発表、したがって「いすゞ」の傘下に入る。
トラックは小型が「カゼット」、中型が「コンドル」、大型が「クオン」
日本の主要メーカーはここまで。
次は 海外です。
メルセデス・ベンツ
高級車としてお馴染みのメルセデス・ベンツ
「メルセデス」とは、1899年当時、ダイムラー車のディーラー(販売代理店)を経営していたオーストリア=ハンガリー帝国の領事でありユダヤ系ドイツ人の富豪であるエミール・イェリネックの娘の名前である。イェリネックは自らが販売する自動車に、「ダイムラー」という硬い響きを避け当時流行していたスペイン風の響きを持つ名を冠した。この「メルセデス」ブランドは非常に有名になり、ダイムラーは1902年、「メルセデス」を商標登録した。
トラックは、多目的に使われる「ウニモグ」、オフロード仕様で軍などに使われる「ゼトロス」、日本でも良く見かける大型トラック「アクトロス」など。
世界一のトラック製造メーカーが、メルセデス・ベンツのダイムラー。
ボルボトラック
ボルボトラックはスウェーデンのヨーテボリに拠点を置くグローバル・トラックメーカー。世界で2番目となる大型トラックの製造業者。
ボルボ・トラックスは独立した企業では無くなり、ボルボのほか、ルノートラックス、マックトラックス、UDトラックスと共にボルボ・トラックスに統合されている。
一般的に日本でも見かけるのは「FHシリーズ」か。
ボルボトラックはボルボグループが所有する。
日本でボルボと聞くとステーションワゴンのイメージが強い。
IVECO
イヴェコは、CNHインダストリアル傘下で、トラックなどの商用車や、産業用車両、鉄道車両などの運輸機械のほか、車両・船舶・産業用ディーゼルエンジンを製造するイタリアの会社である。
フィアットが中心となって、ヨーロッパの複数のバス、トラックメーカーが合併して1975年に誕生した企業グループ。
日本ではほとんど見られない。
SCANIA
スカニアは、スウェーデンのセーデルテリエに本社をおく、大型トラック、バス、 産業用エンジンの製造メーカーです。
大型トラックの分野では、ダイムラー、ボルボに次ぐ世界第3位の生産台数を誇り、また生産車両の95%は輸出向け商品。
街行くトラックを観察していると、ベンツやボルボと同じくらいスカニアのトラックも見かけます。
最後に
皆さん、ご存知のトラックメーカーはありましたか?
国内最大手は「日野自動車」のようです。
しかし、世界だと、ヨーロッパのメーカーがベスト3に入っていました。
国内メーカーは世界的に見ると「日野自動車」よりも「いすゞ」の方が認知されているそうです。
そして、色々な自動車メーカーのグループや傘下に入ったり、たらい回し感が否めません。
生き残るためには、仕方がないのでしょうか。
ところで、経済大国アメリカのトラックメーカーが出てこない事に違和感を感じませんか?
日本やヨーロッパで主に使われているのはキャブオーバーと言われ、エンジンの上にキャブ(運転席)があるタイプです。
一方、アメリカで主流なのは、ボンネット型のトラックです。⇩
キャブオーバーに比べて、エンジンの振動が少なく、車内も広く取れるので快適です。
さらにボンネットがある分、事故の時に運転席への衝撃が少ない。
ボンネットトラックはアメリカなどの広大な大陸を移動するには都合が良いのです。
しかし逆に小回りが利かず 、道端の狭い日本やヨーロッパには不向きなのです。
さらに日本には販売窓口がないそうです。
なるほど、一つ雑学が増えました。
高級車のイメージのベンツ、ステーションワゴンがイメージのボルボ、ボルボとおなじ、スウェーデンのメーカー、スカニアが世界的なトラックメーカーで、意外な結果となりました。
ベンツ、三菱ふそうが売れても、ダイムラーの販売となり、UDトラックの売上はボルボの販売(現在はいすゞ)となる仕組みです。
以上、トラックのメーカーについて、でした。