転職で化学の知識が必要になりました
「科学」ではなく「化学」です
学生時代、勉強をした記憶がないのでほぼゼロからのスタート
しかし逆に新鮮でもあります
小学生並みの頭脳の私には、知らないことがたくさんあったからです
10代の頃、危険物の乙4を3回を受けました
3回とも見事に散りました
そんなわたしが40歳を目前にして高圧ガスについて勉強中です
と言う事で皆さんを化学の世界へ引きずり込みます
元素記号
元素記号ってご存知ですか?
さすがの私も「H2O」が水だと言う事なら知っています
(元素記号の数字が小さくできません)
しかし、高圧ガスは想像以上に種類がありました
その分、元素記号を覚えなければいけません
H2=水素
水素は水素自動車でも有名です
水にも含まれている原子なのであまり危なくないイメージでした
しかし実際は可燃性ガスで空気中に漏洩した場合、爆発して火災になったり、爆発したりしやすいガス
何より驚いたのは水素が燃えても透明で見えないのです
炎は赤という固定概念があったので衝撃的でした
O2=酸素
酸素は人間が吸っても大丈夫なイメージがあります
実際そのイメージどおりで酸素だけでは特に危険もありません
しかし支燃性ガスと言われるもので燃焼を助ける働きをします
水素2酸素1の割合で混合したガスは着火により激しく爆発するそうです
我々の生活する大気中では酸素は2割程度だそうです
C2H2=アセチレン
アセチレンと言われても一般的にはあまり知られていないかもしれません
このアセチレンは極めて不安定で火花、加熱、摩擦などにより自己分解しやすいそうです
そして酸素中で燃焼させると3000°cを超える火炎になるようです
これを利用したのが溶接や溶断でしょう
特に溶断で使うイメージがあります
実際、私も20代の頃、アセチレンを使った溶断を習いました
(今は忘れました)
C2H4=エチレン
エチレンは元素記号だけ見るとアセチレンに似ています
水素が2つから4つに増えるだけで別の物質になります
エチレンガスは極めて発火しやすい
爆発性の強いガスです
このガスが何に使われるのか?
実はポリエチレンやポリスチレンなど、プラスチックや化学繊維、石油化学製品の原料になるそうです
N2=窒素
窒素は地球上の大気の78%を占めるそうです
窒息死の言葉の由来でもあります
ポテトチップスなど食品に注入されている数も窒素ガスが多いそうです
詳しくは分かりませんが不純物をなくして冷却すると液体窒素になります
この液体窒素は−196℃
部質にかけると一瞬にして凍ります
病院ではイボを取る時などに使われます
Ar=アルゴン
アルゴンは化学反応が起こりにくい元素であります
地球の大気中では窒素、酸素についで3番目に多く含まれています
こちらも一般的には知られていないかもしれません
アルゴンは溶接などに使われています
それ以外にも水銀灯や蛍光灯、電球の封入ガス、さらにはワインなどに酸化防止のための充填ガスとして使われてます
このアルゴンは空気中から液体酸素と液体窒素を分離精製する際に得ることができるそうです
CO2=二酸化炭素
二酸化炭素は地球温暖化の原因となるガスと言われており、あまり良いイメージはありません
しかし実はかなり生活には必需品なガスです
気体は炭酸ガス、固体はドライアイスとして使われています
炭酸ジュース、ビール、ハイボールなどが好きな人には切っても切れないガスなのです
炭酸水メーカーがまさに炭酸ガスです↓
He=ヘリウム
ヘリウムのイメージはどんなイメージがありますか?
無味、無臭、無色で人体にも無害
風船にヘリウムガスを入れると宙を浮き、口から吸うと、声が高くなります
理由としては、ヘリウムは空気よりも軽く、密度が低いため、声を発すると空気より早く進むためだそうです
この性質を利用して工業や医療など幅広く使われているそうです
実はこのヘリウム、幅広く使われているため世界中でヘリウム不足となり価格が高騰しています
遊び用で簡単に手に入ると思っていたので驚きです
まとめ
これまでの人生、化学なんて物は必要なかったので、無知でした
圧力をかけたり冷やしたりすると液化するのも知りませんでした
ガスと言っても液体窒素や炭酸の様に液体として輸送しているものも多いです
過去に仕事で使っていて名前は知っているガスもありましたが性質までは理解していませんでした
身近な物だとコンロ、ライター、缶スプレーなど、ガスは思った以上に、生活の必需品なのです
そして、物を作るには必要不可欠なものだったのです
お恥ずかしいながら、この歳で初めて気が付きました
まだまだ見習いですが普通のガスから毒ガスまで、トラックで輸送しているので、それぞれ性質を覚えなければなりません
そのため私が覚えなければならない元素記号は、まだまだ沢山あります
元素記号その2へ続く