トラベルマッサンです
中国旅行記でございます
もう少しだけ「世界遺産の旅」は続きます
朝7時半に出発
またもや皇帝に関わりのある世界遺産へ行ってきました
天壇公園
中国北京市にある「天壇公園」は、明清代の皇帝が天に対して祭天を行った場所
日本で例えると「伊勢神宮」的な場所だそうです
入園料は適当にお支払いください
全体図です
もはや広いのが当たり前
頤和園は湖も面積に含まれていましたが、こちらは陸続きですね
さっそく中へ入っていきます
奥に見えるのが「祈年殿」です
この「祈年殿」を「七十二長廊」で目指します
祈年殿の東側にあり、柱と柱の間が72間のためこの名前がつきました
しかし、気になるのがこの長廊にご老人達が群がっています
観光客ではありません
おそらく地元の老人達です
4人1組でトランプを手に盛り上がっております
何やらノートに記帳しているぞ…
コイツら、賭け事してる!
朝早くから何しとるんじゃ!
しかも、世界遺産で!!!
こんなご老人が100人以上たむろしていた
廊下の天井を見上げてみると、柱の模様が素晴らしい
雨の日でも祭祀ができる様に造られた神聖な廊下です
しかし、その神聖で鮮やかな天井の下で行われているのは…
博打
やはり中国はスケールが違う
祭天を行う神聖(日本で例えると伊勢神宮)な場所に博徒が集まるとは驚きだ
入園料払って賭け事しているのだろうか…
祈年殿の手前でもう一度、ゲートがありました
祈年殿
「祈年殿」は毎年お正月になると、皇帝が五穀豊穣をお祈りした場所です
天安門広場、紫禁城、と並び北京を代表するシンボル的な存在
形も円形で特徴的なデザインですね
近づいて行きます
祈年殿へ登る階段には大理石の彫刻が彫ってありました
イタズラや劣化防止のため、ガラス張りです
近くで見上げると、とても細かい造りなのがわかります
現存する祭壇としては中国で最大
直径32メートル、高さ38メートル、25本の柱に支えられている
中を覗いてみると奥には玉座が見えました
この画像に玉座は写っていませんね
こちらは「皇乾殿」と言って祈年殿で祀られた神の供養が行われました
当時は祭天に使われる楽器などを保管もしてあったので「天庫」とも呼ばれていました
この様に祈年殿以外にも貴重な沢山の建造物がありました
時間が限られていますので、見学できたのはごく一部です
最後に
世界遺産巡りは以上ですが、いかがでした?
広大な中国大陸なだけに建造物も広大でした
世界遺産、4か所行きましたがツアーのメリットは確実に回れて、ガイドさんに説明をしてもらえる事ですね
北京市は日本の四国と同じくらいの広さです
個人で回るのは中国に慣れていないと難易度が高いと思います
そのかわり、じっくり一つ一つを見る事ができませんでした
そして、皇帝の城や離宮(頤和園)を見てきて思いましたが
移動が苦痛だ
当時は乗り物などありませんからね
移動するだけで何日もかかり、到着してからも敷地内を何時間もかけて移動するわけです
「少年だった皇帝が天壇でお祈りして、紫禁城に戻ってくる頃にはオッサンになっていた」なんて事も、ありえそうです
浦島太郎状態です
(移動は馬があるでしょ)
「万里の長城」も秦の始皇帝が造らせたのが始まりです
皇帝になれば、何でも造れますね
わたしなんかはせいぜい、レゴでお家造るのが精一杯
振り返ると全て皇帝絡みの世界遺産巡りでした
お付き合いありがとうございました