コロナウイルスにより、飲食業や観光業は大打撃。
我々は生活様式を変更せざるを得なくなりました。
マスク生活が定着してきたわけですが、女性がマスクしていると、みなさん美人に見えてしまう。
こんな事を言ってしまうと、とっても失礼ですが、同じ事を思っている人が絶対にいるはずです。
しかし何故か、男性がマスクしてもカッコよく見えません。
ふこうへいだ!
将来、わたしがおじいちゃんになった時、孫にこんな話しするでしょう。
「爺ちゃんが若い頃はのぅ、みーんな口と鼻をさらけ出して生活していたのじゃ」
ってね。
ところで、コロナウイルスは飲食、観光業界に限らず、様々な影響が出ています。「武道」もその1つです。
ただでさえ、武道人口が減っている中でのコロナウイルス。
このままでは、存在すら危ういのでないか。
日本の伝統である武道を存続させる為にも、武道の新しい在り方を考えなければいけませんね。
皆さんは「武道」と同じ様な言葉で「武術」を聞いた事ないですか?
双方同じ様な意味だと思いますが、ハッキリとした違いは意外と知られていません。
という事で、「武道」と「武術」の違いを調べて見ました。
武術とは
日本の伝統的な武術である古武道のこと。 琉球王国時代に独自に発展した手 (沖縄武術)のこと。 中国武術のこと。
この様に、武術は大きく3つに分かれるのです。
今回のテーマでは、「古武道」の事を言います。
その「古武道」とは、戦闘の中で使命を果たすために生まれた日本の伝統的な武術の総称です。古武道は剣術・居合術・抜刀術・柔術をはじめ様々な武術に分類されます。
或いは、伝統的な、徒手もしくは鈍器や刃物、火器などの武具の使用法や、水泳、乗馬など戦闘に関わる技術を体系化したものの総称とあります。
「日本古武道協会」には、2018年(平成30年)の時点で、78の流派が加盟。日本古武道協会による古武道の流派としては「柔術」、「剣術」、「居合術・抜刀術」、「槍術」、「杖術・棒術」、「薙刀術」、「空手・琉球古武術」、「体術」、「砲術」、「その他武術」の10分野に分類されています。
日本の古武道、武術を分かりやすく言うと、相手を「殺めるため」の技術なのです。
武道とは
武道は、武士道の伝統に由来する体系化された武技の修錬による、日本独自の心技一如運動文化です。
広義には古武道を含むが、狭義には明治維新以降に古武道から発展したもので、人を殺傷・制圧する技術に、その技を磨く稽古を通じて人格の完成をめざす、といった道の理念が加わったもの。
明治維新以前は「武術」という事でしょうね。
現在、日本武道協議会に加盟している団体は9つ。
柔道・剣道・弓道・相撲・空手道・合気道・少林寺拳法・なぎなた及び銃剣道です。
武道とは、相手をやっつけるのではなく、「不殺活人」
つまり、相手を活かし、人材の育成を目的としています。
最後に
少し難しい話になりましたが、お分かり頂けました?
武術は相手を倒すため、武道は相手を活かすためでした。
同じ拳法でも、日本拳法は何故か協議会に加盟していません。
日本拳法は格闘技に近いですけどね。
ブラジリアン柔術は、日本の柔道家がブラジルへ移民して伝え、独自に進化したものです。柔道がベースなので、日本古来の柔術とは少し違うようですね。
よく、空手で「フルコンタクト」や「寸止め」などという言葉を聞いた事があるかもしれません。同じ空手でも試合の形式が全く違います。
フルコンタクトは相手を倒す。寸止めはポイント制なのです。
もはや別物です。
わたしは、少林寺拳法の道場に10年以上通ってますが、色々な人が入門してきました。フルコンタクトの極真、寸止めの伝統派空手、ボクサー、ブラジリアン柔術、柔道などの経験者です。
この様な多種多様な人達が、練習とは言え、拳をまじえるのです。
極真のインローや後回し蹴りを肌で感じ、伝統派空手の足技に見惚れ、ボクシングのコンビネーションに振り回され、柔術にタックルを喰らい、柔道に投げ飛ばされてきました。
振り返るとヤラれてばかりでした。
そんな賑やだった道場も、現在練習に来ているのは3〜10人程度です。
子供はもう少し多いようですが、一昔前に比べると減りました。
他の武道はどうでしょう?弓道や剣道は学生の部活でありますが、薙刀や銃剣道は経験者に出会った事がありません。
コロナ禍と急速なIT化が進む令和の時代に、武道は不要な物になってしまうのでしょうか。