現在、結婚して8年目です
結婚当初は子供を作らず、5年目に1人目が誕生しました
その後、妊活をして2年以上経ちましたが、第2子に恵まれず、
通販のキットで精液を調べたりもしました
奥さんも産婦人科から不妊治療専門医へ変更し治療をしています
その間、私の方も通販のキットではなく、奥さんの通っている不妊治療の病院で精液検査をしてもらいました
結果は、問題なし
それどころか、むしろ先生に褒められました
「濃度が普通の人の倍近くアルね!」
通常、数が1億前後の所、まさかの2億OVER!
DNAが優秀ではないので、「質より量」で勝負なのです
待望の妊娠
それから間もなく、ついにその時がきました
待望の妊娠、翌週には心拍も確認できました
不妊治療専門の病院はここでめでたく卒業、次回から産婦人科に通う事になりました
ひとつ気になるのは出血があると言う事
しかし、心拍が確認出来た事でひとまず安心したのです
次の週に妻は産婦人科へ行きました
一人目を産んだ病院で、行きなれている場所
そして、初回で先生にこのように宣告されたのです
「心拍が弱い」
「残念だけど見込みがないよ」
こんな事は他人事と思っていました
はっきり言えば「流産」です
念の為、一週間様子を見て、もう一度受診となりました
天国から地獄へ
一週間後、仕事中に妻からメールが届きました
「来週の火曜日、手術になった」
まだ心のどこかで「生きている」と思っていたのが打ち砕かれました
しかし、精神的にも肉体的にも男より女の方が、はるかに辛い
なんて言ったらいいのか、掛ける言葉が見つかりませんでした
妊娠初期の80%が「染色体異常」とされるそうです
妻は「産まれる事のできない体、産まれても障害がでる体だから仕方ない」と自分に言い聞かせていました
この世に神様はいるのか?
正直、子供は普通に産まれるものだと思っていました
まさかうちに限って流産するとは考えもしなかったです
それにしても40代の不倫カップルには簡単に子供が出来たり、虐待する親には子供が出来たり、わけがわからない
妻は、悪い事は一切せず真面目に生きてきたのですが、両親が鬱病、そして父親が自殺し、残る母親の面倒を見ているのです
20代の前半にこの様な重荷を背負っています
さらにプラス流産となれば「精神的に耐えれるのか」不安なのです
ただ、普通に暮らしたいだけなのに…