わたしの奥さんが妊娠後期、かかりつけの産婦人科で異常が発覚しました。
医師から「障害があるかもしれない」と言われ、大きな病院を紹介されました。
そこで胎盤機能異常がみつかり、入院する事になりました。
おおよそ3週間前後入院し、胎児が弱った時点で帝王切開すると、言う感じです。
ところが、入院5日後に、陣痛が来て、アッサリ出産。
推定体重よりは若干大きかったものの、2000g程度です。
そのままNICUに入り、1週間が経ちました。
特に問題がなく成長しているため、「近い内にGCUへ移動します」と言われました。
NICUは新生児集中治療管理室ですが、
GCUは成長発達にあわせた育児環境の提供と児の成長発達援助および退院支援です。
そもそも「障害があるかもしれない」と言われ、親の気持ちがどん底まで落ちていましたので、今が順調すぎて怖いです。
長男のお友達が1100gで産まれて、2ヶ月入院したそうなので、2000gだとこんなものなのでしょうか。
NICUで入院していた子に、退院が近づくと行う事があります。
それは、退院指導になります。
病院によって違いはありますが、家族部屋などで1〜2日間、赤ちゃんを実際にお世話するのです。
この時に授乳や沐浴の指導をしてもらいます。
1日過ごして「育てられる!」と自信が持てれば退院に近づきます。
退院指導当日は、朝早く奥さんを病院へ送っていき、自分は午後から参加しました。
父親は赤ちゃんに対して、やってあげれる事が少ないです。
特に新生児の時は補助に徹します。
何しろ、乳がでないですからね。
その後、担当の医師から15時の授乳後の体重測定で、「2100g以上あれば退院しても良い」と、許可がおります。
そんな事をつゆ知らず、息子は食事の後すぐに「ブリブリブリッ」とスッキリしています。
しかし、今は止めてくれ。
その僅かなウンチでも体重が変わってしまう!
測定の結果…
「2130g」
退院が決定しました!!
当初は「2週間」と言われていましたが、11日間と少し早めに退院する事ができました。
看護師さんから、退院後の説明と、入院費用の説明があります。
入院費用が「226000円」
ビクビクしながら会計へ向かいました。
しかしながら、ありがたい事で、市町村の医療費助成制度があるため、18未満の入院費用は、負担してくれます。
請求金額は、2万1000円まで下がりました。
内訳としては、食費、オムツ費などの雑費です。
あくまで医療費助成なので、雑費は自腹になります。
この医療費助成制度に関しては、日本に住んでいて良かったと思いました。
入院が決まったら健康保険組合に書類の手配をし、すぐに返送。
子供は出生届けを提出すれば、市町村から医療受給者証を貰えます。
そうすれば費用が抑えられます。
立て替えるお金がない場合は、とにかく早めに行動しましょう。
なにわともあれ、無事に退院できて良かった。
最後に
奥さんが急遽入院し、出産、退院するまで20日間の出来事でした。
自分は、朝6時すぎには出勤のため、保育園の送り迎えや夕食を祖父母に頼るしかないです。
当たり前の事ですが、働きながらの子育てって大変だなと思います。
シングルなんてもっと大変でしょう。
今回のうちの子は「胎盤機能異常で成長が止まってしまう」症状でした。
産まれたあとに分かったのが、「胎盤が異常に小さい」と言う事でした。
原因が不明な為、病理検査に回したそうです。
今は飲む力も弱く、すぐに疲れてしまう為、途中から哺乳瓶で飲ませています。
このまま順調に育ってくれれば良いですが…
以上です、お付き合いありがとうございました。