神出鬼没、まっさんです。
11月も中旬になり急激に寒くなってきました。
いよいよ冬が近付き、今年も終わってしまいます。
あっという間の1年でした。
あっという間だからこそ、外に出掛け、心に刻むのです。
そして今回は長野県にある絶景スポットへ向かいました。
過去にツーリングで何度か行きましたが、今回は家族を連れて車で向います。
まずは静岡県浜松市を北上していきます。
浜松市の北にある天竜区、ここを「天竜地区」〜「龍山地区」〜「佐久間地区」〜「水窪地区」と通過していきます。
天竜区は山の中です。
「天竜地区」に道の駅が一つ。
「龍山地区」以降はコンビニすらありません。
さらに「佐久間地区」「水窪地区」は152号沿いにお店がほとんどないのです。
わたしの知る限り、この辺り観光スポットはダムくらいしか思い浮かびません。
フルーツなどの特産品も思い浮かびません。
とにかく集客できる物がないのです。
「仕事や生活はどうしているのだ?」と、大きなお世話かもしれませんが、通るたびに気になります。
そんな山奥の「水窪地区」から標高1000mの県境を抜けると長野県へ入ります
長野県へ入るとようやく道の駅が見えてきます。
道の駅 遠山郷
浜松市の「道の駅 天竜」から車で1時間半
長野県入って最初のお店が「道の駅 遠山郷」
横向いても山
後ろ向いても山
前向いても天狗!?
と360℃山に囲まれています
この辺りは毎年12月になると【霜月祭】と言う伝統的お祭りが行われているそうです
天狗の銅像はお祭りを模した像ですね
天狗の様な人が煮えたぎる釜の熱湯を素手で人々にブッかけると言う、とても変わった儀式です
この道の駅には温泉もあり、足だけなら無料の足湯に浸かれます
目的地はここではありませんのでトイレ休憩の後、さらに進みます
ガードレールもなく、すぐ横は崖です
下栗の里
【道の駅 遠山郷】から車で30分ほど行ったところで車を停めます
「下栗の里」と書かれています
ここが目的地
叫びたくなる景色でしょう?
やっほー!やっほっほー!
ヌーブラヤッホーっ!!
山が同じ目線にあります
そして一つ前の画像で下に民家がチラホラあるのが見えますか?
ここを車で登ってきたのですが、訳あってこの集落を別の角度から見に行きます
駐車場から徒歩約1Km、大人の足で約20分の場所まで目指します
山道と言う事なので家族は先程の駐車場の売店に置いていき、一人でこの道を歩く事にしました
杖も用意してくれてあります
(注:魔法は使えません)
この山道は地元の方々が集結し、総力を上げて作り上げたそうです。
虎柄のロープの横は崖。
少し急ぎ足になる。
しかしすぐ疲れる。
途中から手すりがあります。
子供を連れてこなくて良かった。
さすがにここは小さい子供だと危ない。
道の先には展望台がありますが、定員は40名。
それ以上の人数が乗ると崩壊する恐れがあるので譲り合いを大切に。
展望台の景色がこちら
⇩⇩⇩⇩⇩⇩
標高800m〜1000m、最大傾斜38度。
先程の民家がこの様に見えるのです。
まさに「天空の里」
こんなすごい所に現在も人々が生活しているのです。
ジブリなどの映画に出てきそうだ。
下栗の里HPにこんな事が書かれていました。
下栗は観光地ではなく、現在も人々が畑を耕しながら日常生活を営む場です。従って、道路など交通インフラが、観光向けに整備されていないため、一般の観光地と違いご不便と感じる点も多々あろうかと思います。下栗は観光地以前に人々の生活の場であり、また高齢者が多い点をどうぞご理解いただき、お越しいただきますようお願いいたします
そんな事も考えず大型バイク10台前後で里を駆け抜けていました。
車がすれ違うのもやっとな「下栗の里」を我が物顔で疾走は非常識です。
下栗の里の皆様、
その説は申し訳ありませんでした。
そして、素晴らしい景色をありがとうございます。
絶景は実際に現地で見るのが1番です。
それでは先程の道を戻りますか
まとめ
「天空の里」は長野県飯田市上村下栗にあります
国道152号から下栗の里への分岐に看板が立ってはいますが、普通に走っていると見落としてしまいます
下栗の里まで細い山道が続きます
行かれる際は、スピードは出さず、すれ違いに注意しましょう
先程もありましたが住民の方の生活路なので住民の方を優先しましょう
冬の降雪時にはこんな感じになるようです⇩
(画は公式サイトより)
オーストリアのチロル地方に似ていることから日本の「チロル」とも呼ばれます
ちなみにチロルチョコの「チロル」もチロル地方が由来でした
オーストリアのチロルにも行ってみたくなりましたね
下栗の里には民宿も何軒あり、夏季は宿泊もできます
山道を歩いたせいで足はガクガク
静岡まで帰らねばなりませんので来た道を戻ります
眠気を耐えながら運転していた、薄暗い帰り道
何か大きな物体が道路を横切った…
(画はイメージです)
角が立派な鹿だった
ガードレールを簡単に飛び越え、軽快に崖の下へ降りていった
奥さんは初めて野生の鹿を見た様で大興奮
あんな物に激突したら、こちらがタダではすまない
シカなだけにシカっておきます…