邦画は、暗い映画が多い。
そして、その暗い映画はスッキリしない終わり方をします。
このような邦画を連続して見てみました。
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やはり、気持ちは暗くなりました。
日本の未来はお先真っ暗だ。
そしてまた、わたしは暗い映画を見る事にしました。
映画名
ミスミソウ
押切蓮介による日本の漫画作品。
2018年4月7日に公開。
主演の山田杏奈は映画初主演。
【あらすじ】
ある過疎の進む地方の町を舞台に、同級生達から陰惨なイジメを受けたあげく家族を殺害された少女が復讐を行うサイコホラー。
完全なスプラッター映画。
主人公の復讐のはずが、人殺しだらけで混乱します。
超がつく暗さです。
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リバーズ・エッジ
岡崎京子による日本の漫画。
2018年に二階堂ふみ、吉沢亮主演で実写映画化。
漫画の連載から約25年後に映画化。
【あらすじ】
河原に放置された死体の存在を共有することで不思議な友情で結ばれていく3人の男女を中心に、若者たちの揺れ動く心情を描く。
ストーリーの合間に、ちょこちょこ登場人物のインタビューが入るが、その意図が分からない。
二階堂ふみがパカパカタバコを吸っている。
暴力、ゲイにレズ、薬にセックス、とても、まともな人にはお勧めできません。
見なくて良いと思います。
ただ、二階堂ふみの全裸シーンが数回あるので、裸を見たい人は必見です。
もちろん、暗いです。
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MW -ムウ-
手塚治虫の漫画作品。
「ビッグコミック」(小学館)1976年9月10日号 - 1978年1月25日号に連載された。
同作品を原作とした日本映画が2009年7月4日より公開された。
主演は玉木宏、山田孝之。
【あらすじ】
島で某外国軍の秘密化学兵器「MW(ムウ)」が漏れ、ほとんどが中毒死していたが二人の少年だけ生き残った。
少年は大人になり、一人は神父(山田孝之)。もう一人はエリート銀行員(玉木宏)となったが精神的に壊れて海外で殺人を繰り返していたので神父が止めようとするストーリー。
UFOから超能力、UMA、超常現象、神秘、そして都市伝説の「ムー」だと思いきや、全然違いました。
いきなり人が虐殺されていて、暗い気分になれます。
そして、意味のないカーチェイス。
さらに、絵に書いたようなスッキリしない終わり方。
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三度目の殺人
2017年9月9日公開の日本映画。
是枝裕和監督のオリジナル脚本による法廷サスペンス。
主演は福山雅治。
【あらすじ】
弁護士の重盛(福山雅治)のもとへ来た依頼者は、殺人の罪で捕まった1人の男。
彼はなぜか罪を認めており、そのうえで減刑を願っていた。
さらに奇妙なことに、その男は会う度に供述を変え、その真意は測れない。
初めはあまり興味の無かった男の話、しかし次第に重盛は真実への興味を抱き始める
暗いうえに結末が難しい。
「3度目」の意味がわからなかった。
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ザ・ファブル
南勝久による日本の漫画。
2019年、実写映画化。
主演は岡田准一。
【あらすじ】
あなたの隣のちょっとヘンな人は、休業中の殺し屋かもしれない。
"伝説の殺し屋"が挑む究極ミッション!
誰も殺さず、一般人として暮らせるか!?
伝説の殺し屋「ファブル」を岡田准一が演じる。
格闘技をやっているだけあって、動きがキレキレ。
殺し屋の話ですが、思わず笑ってしまう。
木村文乃と山本美月が美人です。
私とした事が、ちょっとだけ明るくなってしまいました。
2021年に続編が公開されます。
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(不)完全人間
2015年の映画。
有名な俳優さんは出ていない。
【あらすじ】
ある時、兄弟で出かけた山登り。
しかし、兄が足を滑らし、そこから悲劇は始まった。
命はとりとめたものの、兄は身体障害者になった。
兄の生活をサポートし、介護する弟。
しかし兄は毎日ムラムラしている…。
弟は定期的に、性的ヘルパーを雇い、
兄の性的欲求を満たしてやっていたのだが、
ある日、いつものヘルパーが来れなくなり、
急遽代打としてやってきたのが、
若く美しいヨウコという女だった…。
実際にホワイトハンズという団体があります。
「男性重度身体障害者に対する射精介助サービス」
今回の映画の男性は麻痺こそしているが、歩いたり、ご飯を食べたりしています。
重度の基準が分かりにくいですね。
暗いというか、切なくなります。
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感染列島
2009年 1月17日に公開された日本映画である。
主演は妻夫木聡。
【あらすじ】
正月明けの市立病院。救命救急医・松岡剛(妻夫木聡)のもとに一人の急患が運び込まれてきた。
高熱、痙攣、吐血、全身感染とも言える多臓器不全……これらはすべて新型インフルエンザに想定された症状だが、何かが違う。
この感染症には、あらゆるワクチンが通用しなかった…
10年以上前の映画ですが、まるでコロナウイルスの出現を予言していたかのような内容です。
「院内感染」「医療崩壊」「パンデミック」「コウモリ」など、現在当たり前に使われているコロナウイルスのキーワードが、作中の未知のウイルスで使われているのが凄い。
当然、内容は暗い。
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メランコリック
2019年公開の日本映画。
サスペンス・コメディー。
出演者は失礼ながら知名度のない役者さんばかりです。
なんと撮影期間10日間、予算300万円。
【あらすじ】
東京大学を卒業したにもかかわらず、その後はアルバイトを転々とし実家でニートという冴えない生活をしていた鍋岡和彦(皆川暢二)は、たまたま訪れた近所の松の湯という銭湯で、高校の時の同級生だった福島百合(吉田芽吹)と出会います。
百合の薦めで、和彦はこの松の湯でアルバイトをすることになりました。オーナーの東(羽田真)、先輩の小寺(浜谷康幸)、和彦と一緒に採用された少しチャラ目の松本(磯崎義知)と共に、和彦は働き始めるのでした。
ある日、和彦が松の湯を通りかかった時に、まだ電気がついていることに気づいたので気になり、裏から忍び込んでみると風呂場で殺人が行われているのを目撃してしまいます…
この作品は、これまで聞いた事も見た事もありませんでした。
しかし、良い意味で裏切られました。
ネタバレをしてしまうと、バイト先で「殺人➡死体の解体」をしていたのです。
東大卒の主人公がとにかく暗い…
殺人なんてグロいし怖い…
はずなのに、
面白い!!
さらに、暗い話なのにスッキリした結末。
映画って「制作費や役者は関係ないんだな」と心の底から思いました。
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Hysteric Betty
「いおり気高い」による、2020年の映画。
クラウドファンディングで資金を集め制作。
【あらすじ】
地元で普通に暮らして死んでいくに決まってる。
特に何も成し遂げることもなく。
そんな30歳実家暮らしのいおりは、東京で出会った写真家トミヨシとのヌード撮影をSNSに投稿し一躍有名に。
そして地下アイドル「Bettys」との出会いで、夢を追いかける女の子たちに触発され、生きがいや自分の夢に目を向け始める。
しかし承認欲求による嫉妬、裏切りに振り回されうまくいかない日々。
挑戦することを決めたアラサー女の運命はいかに!?
監督、主演の「いおり気高い」を知らないし、いつもならスルーしそうな作品。
「映画はストーリーが良ければ、制作費、役者は関係ない。」
先程のメランコリックに触発され、この作品を見る事にしました。
しかし、悪い意味で裏切られました。
東京で必死に生きていくアラサー女に、アラフォー男が共感できる事も無く、映画と言うよりドキュメンタリー。
どうでもいいが、瑛太の実のお兄さんが出演している。
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最後に
暗い映画を見ていくと、気付いた事があります。
それは、主人公が問題を抱えている。
しかも、ほとんどが家庭の問題で、バツイチだったり、親兄弟に問題がある設定です。
こんな設定のため、主人公も自然と暗くなるのです。
主人公をみな「アラレちゃん」にすれば良いのです。
冗談はさておき、「ザ・ファブル」はアクションコメディに近いですね。
暗くはなれません。
前回と合わせ邦画20選でしたが、私的暗い映画ナンバー1は「メランコリック」です。
ストーリーが暗いのに、展開が気になる!オススメです。
特に暗い映画が好きな方は、期待しないでご覧になってください。