昭和生まれの皆さん、こんにちは。
令和に入り、ますますハイテクな時代へ向かっていきます。
携帯は、もはや電話ではありません。
人工知能付きのコンピュータです。
普段の生活で突然、Siriやグーグルアシスタントが反応する事ありませんか?
あれは、偶然ではありません。
皆さんの会話を24時間、常に聞いていて、会話を聞く事でAIは成長していくのです。
私達のイメージする人工知能ロボットはドラえもんのみたいなロボットです。
しかし、Siriも手足がないだけで、知りたい情報をすぐに与えてくれます。
つまり、我々はすでにAIロボットと共存していて、
それが、猫型ロボットではなく、携帯型ロボットだっただけではありませんか?
そんな現代ですが、最近じわじわと昭和が人気らしいです。
車やバイクなど旧車はもちろん、昭和建造物や昭和歌謡、レコードやラジカセなんかも物によっては高値で取引されているようです。
わたしも流行りに乗るべく、昭和の「アニメ」を見直す事にしました。
その内の一つが「機動戦士Zガンダム」です。
ガンダムは、ドラえもんのようなお助けロボットではなく、戦闘のためのロボットです。
「機動戦士Zガンダム」
Zガンダムは、日本サンライズが制作した『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。
名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列で1985年(昭和60年)3月2日から1986年(昭和61年)2月22日まで、土曜 17時30分 - 18時00分の時間帯にて全50話が放送されました。
わたしはちょうどZガンダム、ZZガンダム世代です。
ガンダムなど、M/Sの名前はそこそこ分かります。
ガンプラも沢山造りました。
テレビアニメも見た記憶があります。
しかし、何故かストーリーが思い出せません。
Zガンダムを見直して、その理由が分かりました。
ストーリーがむずかしい
そもそも「初代ガンダム」は戦争のお話です。
この戦争が言わゆる「1年戦争」と言います。
1年にも及ぶ戦いで、110億人いた人口が半分まで減ったそうです。
このような内容なので、初代ガンダムのストーリーは、子供にはむずかしいと思います。
Zガンダムはこの続編なので、難しくて当然なのです。
子供のわたしは、ストーリーを「覚えていない」のではなく、
そもそも「理解できていなかった」のです。
主人公がぶっ飛んでいる
Zガンダムの主人公は「カミーユ・ビダン」です。
普通、アクション系の主人公は悪者をやっつける正義の味方が多いです。
ところが、Zガンダムは違います。
物語が始まって早々に、このカミーユが軍人と揉めて殴りかかります。
そして軍の兵器である「ガンダムMk-II」を盗みます。
強盗致傷です。いや、これはもはやテロリストでしょうか…
子供では、このくだりもカミーユが何をしているのか理解できないでしょう。
クワトロ・バジーナは何者?
主人公と同じくらい目立つ存在、「クワトロ・バジーナ」
何この人?
実はこの人こそ、あの有名な「シャア・アズナブル」
初代ガンダムでは、アムロ・レイのライバルで、最大の敵であったシャア・アズナブルが、Zガンダムでは主人公の仲間としてでてきます。
しかもわざわざ偽名で。
「クワトロ・バジーナ」も偽名ですが、実は「シャア・アズナブル」も偽名だそうです。
この辺りも少年時代には、よく分かりませんでした。
説明がない組織
Zガンダムでは、組織がいくつか出てきます。
しかし、説明のないままストーリーが進んでいくので、訳がわかりません。
簡単に紹介します。
【ティターンズ】
「ガンダムシリーズ」のうち宇宙世紀を舞台とする作品に登場する架空の軍閥。
一年戦争後にジャミトフ・ハイマンが発足した、地球連邦軍の特殊部隊。
一年戦争 を引き起こし敗れた ジオン公国 軍の残党の掃討を名目に設立される。
【エゥーゴ】
地球連邦軍の准将、ブレックス・フォーラらによって地球連邦軍を母体に結成された。
名称に「反地球連邦」を含むものの実際は連邦軍内の一派閥であり、メンバーの多くは連邦軍に籍を持つ。
スペースノイドを中心とした勢力であり、アースノイド至上主義者の尖兵であるティターンズとは対立している。
機動戦士Zガンダムの主な内容は、地球連邦軍内にある「ティターンズ」と「エゥーゴ」の内部紛争ですね。
さらに別の組織が、ストーリーをややこしくさせます。
【アクシズ】
小惑星基地を拠点とした ジオン公国 残党による組織。
要塞である小惑星アクシズに、居住区画である小惑星モウサが接続されている
【カラバ】
それまで個々に活動していた反連邦政府組織が30バンチ事件を皮切りにティターンズの脅威に対抗するために反連邦ネットワークとして組織化された。そのため本拠地と呼べる拠点は存在しない。
宇宙空域での反地球連邦組織エゥーゴに対し、地球上の活動を行っている。
参加者も元ホワイトベースクルーのハヤト・コバヤシら地球連邦軍人が中心である。
分かりにくいのでキャラクター相関図を見てみます。
(パチンコ 機動戦士Zガンダムより)
カミーユとクワトロ・バジーナが「エゥーゴ」に属し、
アムロ・レイが「カラバ」です。
「エゥーゴ」が正義で「ティターンズ」が悪なのか?
決してそういう訳ではありません。
双方の考え方の違いで争っているので、正義も悪もないのです。
この辺りが現実の世界と同じで、リアルな戦争を描いています。
「ティターンズ」「エゥーゴ」の内部紛争、プラス「アクシズ」の三つ巴の戦いになります。
内容が重い
戦争の話なので、仕方がないですが、登場キャラクターが次々と戦死していきます。
主人公カミーユ・ビダンの母親は実質処刑され、父親も戦闘に巻き込まれ戦死。
最終回にはカミーユ・ビダン本人が精神疾患を発症し、廃人となります。
(劇場版は発症しない)
もはや、子供向きのアニメではありませんね。
最後に
複雑な設定の機動戦士Zガンダムをざっくり説明してみました。
大人になれば理解できると思っていましたが、実際にアニメ見てみるとむずかしいです。
結局、知り合いに詳しい方がいるので解説してもらいました。
解説がなければ理解するのは困難でした。
さらに機動戦士ガンダムには専門用語が沢山あります。
「モビルスーツ」「ニュータイプ」「スペースコロニー」「ジオン公国」「U.C.」などなど、用語集があるほど多いです。
最初から子供向けではなかったのかもしれません。
そんなガンダムも初代が始まってから40年以上が経過しました。
ようやく技術が少しずつ、追いついてきましたね⬇
近い未来、宇宙を飛び回る日がくるのでしょうか。