今年に入ってから、飲食店でイタズラが相次いでいます。
中でも火付け役だったのが、岐阜県の回転寿司店でのペロペロ事件です。
これまで、犯罪行為と言うのは、犯行当時の詳しい状況を再現しながら事実の解明と犯罪の立証するため、監視カメラなどで確認するのが一般的でした。
しかしこれらのイタズラは、自ら犯行を撮影しSNSに動画を上げて拡散。
犯人が最初から分かっている新しい犯罪です。
岐阜県でのイタズラ動画は、少年がテーブルに設置された共用の醤油ボトルに直接口をつけたり、湯呑みを舐めてから戻したり、唾液を指につけて回っている寿司を触ったりする模様が映っていました。
すぐに通っている学校まで特定され、お店側に謝罪すら拒否される事態となっております。
先日、たまたま岐阜県から観光に来ているお客さんが、揉みほぐしのお店にいらっしゃいました。
そこで今回のイタズラ動画の話が出てきたのですが、娘さんの歳が一つ違いで、友人や知人が例の学校へ通っているそうです。
このイタズラによる影響は甚大で、同じ学校の制服を来て回転寿司屋へ行くだけで通報されたり、就職や進学が白紙になった子もいるみたいです。
本人は軽はずみなイタズラのつもりだったのでしょうが、回転寿司店の関係者、同校の生徒、県や市のイメージまで悪くしてしまっています。
今まで、この様な事件が起こらなかったのも、日本人の良識として素晴らしい事でしたが、それも崩壊してしまいました。
一人のフザけた行為が、「大勢の人生を今も狂わせている」と言うお話でした。
一般常識やSNSの危険性を授業でほど細かく教えるなど、今後の教育も時代に合わせて変えていかないと、この様な事件は無くなっていかないのでは?と思いました。