仕事で毎日、道路を走っていると、思う事があります。
特に自動車の運転が運転手によって癖があり、気になる事が多いです。
ウインカー無点灯で右左折したり、直進でブレーキ踏んだり、一時停止無視で突っこんだり。(危ない)
そんな中で一番気を使うのが「ダンプ」です。
ダンプとすれ違い
ダンプと言っても、サイズが色々ありますが、今回の対象は10tダンプです。
このダンプと遭遇率が高いのが「海」と「河」と「山」になります。
多いときは10台近く連なっています。
津波や洪水対策で、海では防潮堤の整備、河では堤防の整備、山は道の整備や、土砂を海や河に運ぶため、遭遇率が高いのです。
通常、すれ違い困難な道路では「ゆずり合い」が大事です。
(イメージ画)
山や海へ抜ける道は、狭い道が多く、トラック同士のすれ違いには、この「ゆずり合い」が必要不可欠です。
しかし、ダンプは違います。
ダンプには、すれ違いなんて関係ないのです。
猪突猛進、止まりません。
1台ならまだしも、数台連なっています。
そんな時は、できるだけ隅に寄って、石のように固まり、ほとぼりが覚めるのを見守るしかありません。
ダンプと山道
乗用車と違い、トラックは山道が遅いです。
上りは登らない、下りはブレーキが効きづらい(ディーゼルエンジンは補助で排気ブレーキがあります)為です。
このため、煽られる事が多いです。
しかし、あおり運転が違反になり、昔よりかなり減ってきました。
ところが、ダンプは関係ありません。
1日、同じ道を何往復もするため、道に慣れるのでしょう。
オラオラで煽ってきます。
そんな時は、できるだけ隅に寄って、石のように固まり、ほとぼりが覚めるのを見守るしかありません。
ダンプと雨
雨の日は、ダンプと遭遇率がグッと下がります。
土砂が水を吸ってしまうから?
安心して狭い道も、この日ばかりは怯える事なく通行できます。
ダンプは必要不可欠
堤防や防潮堤もそうですが、建造物にも、必ず土台が必要です。
この土台となる土砂を運ぶのがダンプのお仕事です。
ダンプがいなければ、土地の造成できません。
ダンプがいなければ、道ができません。
ダンプがいなければ、鉄道がひけません。
ダンプ松本は今も現役で頑張っています。
住んでいる土地や勤め先で快適に過ごせるのも、全日本女子プロレスの全盛期も、ダンプの活躍があったからこそです。
そんな、「縁の下の力持ち」のダンプですが、恐怖を感じたら、
できるだけ隅に寄って、石のように固まり、ほとぼりが覚めるのを見守るのが良いでしょう。
土木建築も女子プロレスも「ダンプ」は、なくてはならない存在と言う話でした。