ブログ名、捨てました

興味ある事が多すぎて書きたいことが定まらないので、ブログ名は捨てました

DIYに使える!鉄の穴修復

「DIYで使える」と言っているわりにDIYは好きではない

体は大人、頭脳は子供、悩める中年、「迷中年子男」です

(めいちゅうねんこなん)

 

 これまで家庭でも使える半自動溶接機と穴加工をやってみました

masuhoi.hatenablog.com

masuhoi.hatenablog.com

 今回は、この2つの応用編になります

 

 

穴位置を間違えた

DIYをしていて実際に穴加工をしてみると

「穴位置が違った」

「穴の径が違った」

こんな失敗はありませんか?

「せっかく開けたのにバカみたいだ」

そう思う事もあるでしょう

 

そんなときは穴を埋めてしまえば良いのです

 

 

溶接で穴を埋める

そもそも溶接で埋めて失敗などなかった事にしてしまえば良いのです  

「ノンガス半自動溶接機MIG130」の出番です

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やる事は簡単、ただ溶接で埋めるだけ

トーチを穴に目指すのみ、しかし溶接の面あるため狙ったところにいきません

そこが1番むずかしいのです 

 

溶接で穴埋まる

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この様に埋まりました

裏側も同じ様に埋めます

 

溶接後はデコボコしているのでグラインダーで表面を削ります


 

グラインダーをかける

グラインダー又はサンダーとも言いますね

火花が出ますので気を付けながら上に盛り上がったビートを削っていきます

すると、どうでしょう

まるで穴がなかったように…

 

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は、なりませんでしたね

 

隙間があいています

自分では上手くできたつもりでしたが、所詮は素人

ちなみにシルバーなのは黒皮がとれたからです

鉄本来の色で、このまま放置すればすぐに錆びます

 

注意点 

・埋めた場所に新たな穴が干渉する場合、ドリルが逃げやすいです

・材質がS45Cなどの炭素鋼は溶接すると固くなり加工がむずかしくなります

・すぐに表面処理しない場合、防錆油などの油を塗っておくとサビを防げます

・昔、機械加工の仕事をしていた頃、穴位置を間違えるミスを多発していました。そのミスをこの様に埋めて誤魔化していたのです。この様な誤魔化し人間にならないように注意してください

 

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DIYに使える!ネジ穴加工

こんにちは

体は大人、頭脳は子供、悩める中年、「迷中年子男」です

(めいちゅうねんこなん) 

前回、ノンガス半自動溶接機を使ってみました

masuhoi.hatenablog.com

ここで一旦、溶接は置いといて

 

今回はDIYで使える「ネジ穴の加工」をガラにもなく真剣にやってみます

ネジと言っても建築と機械では使用されるネジの種類も違いますが「Mネジ」と言われるネジの説明をしていきます

しばらく「お出掛け」予定がなくなってしまったので「DIYに使える」をシリーズ化すると言う魂胆です

 

Mネジ 

「Mネジ」とは「メートルネジ」の事で世界各国で使われている規格

ホームセンターでも「M5」などと書かれているネジやボルトが売られています

この「M」はネジのサイズの事でネジ部の外径をさします

 

例えばこのボルトをノギスで測ってみましょう

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すると「10」なのが分かると思います

と言う事はこのボルトは「M10」です

 

続いて長さです

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右側にあるのがボルト、長さを測ると「70」です

 

つまり同じサイズのボルトを探す場合は

M10✕70と表記されている物になります 

 

と、ここまで簡単な雄ネジの説明でした

 

今回の目的は雌ネジをあける事です

 

 

下穴を調べる

 

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下穴を適当にあけてもネジ山がうまくできません

規格で穴の大きさは決まっています

上の図のようにネジ部の山と山の間「ピッチ」がわかれば下穴のサイズもわかるのです

 

Mネジには「並目」と「細目」があり、一般的な「並目」のピッチです

M3  P=0.5

M4  P=0.7

M5  P=0.8

M6  P=1.0

M8  P=1.25

M10 P=1.5

M12 P=1.75

先程のボルトはM10でしたのでP(ピッチ)=1.5

下穴はこの10から1.5を引けばよいです

 

10−1.5=8.5

Φ8.5の穴が下穴になります

 

下穴をあける

手頃な黒皮のフラットバーを見つけました
鉄も熱処理前のSS400(生材)などは比較的柔らかいのです
穴はドリルであけますが案内がないと、あけたい位置より刃先がズレてしまいます

このようにあらかじめポンチを打って案内を作っておけば狙った場所に穴をあけやすいです

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しかし、ここでΦ8.5のドリルを持っていない事に気が付きました

 

M5に変更、P=0.8なのでΦ4.2です

サクッと開けていきます

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このままだとバリが返っていて服にひかかったり怪我の元になるので両側の面をとります

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面取りカッターと言う名で専用の工具が売っていますが、径の大きいドリルでサラッと削っても面取りの代わりになります

 

タップを通す

ネジ穴をあけるには「タップ」と言う専用の刃物があります

こちらがM5の「タップ」です

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手作業の場合はこのように専用のハンドルをつけて使用します

切削油やタップ用のグリスを塗ってやると切れやすくなります

 

切り粉が詰まらないよう、ハンドルを半周回したら1/4戻す

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斜めにならない様に直角を見ながら、これを地道に繰り返します

そして地道にネジ穴が完成

 

実際にボルトを入れてみました

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これでボルトが入らなければ「細目」もしくは「インチネジ」の可能性が高いです

使用するネジが決まっている場合は、加工前に「ピッチゲージ」と言う物が売られていますのでそちらで調べてからあける方が確実ですね

 

 

ネジ穴の修復にも使える

元々、ネジ穴が空いているがボルトやネジが回らなかったり、サビてしまっている時も、タップを通し直せば、ボルトやネジが入るようになります

 

 

まとめ

工具とやる気さえあれば誰でも加工できます

ドリルは切れ味が悪ければ研ぐ事が出来ますがタップは使い捨てです

過去の経験から値段が安い物はすぐに刃が切れなくなります

特にタップは安物を選ばす購入しましょう

ドリルで穴をあけるコツですが小径ほど回転を早く、大径になるほど回転は遅くします

さらに大きめの穴をあける際は最初に小径のドリルで下穴をあけておくと、あけやすくなります

 

ステンレスはとても固いのでステンレス専用のドリルでないとすぐに刃が摩耗します

逆にアルミは鉄より柔らかいので加工しやすいです

ネジの規格と材質を見極めるのがポイントになります

 

 

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DIYに使える!ノンガス半自動溶接機 MIG130

みなさん、こんにちは。

体は大人!頭脳は子供!迷える中年!「迷中年子男(めいちゅうねんこなん)」です。

またの名を、まっさんです。

先日、どうしても欲しい物があり、買ってしまいました。 

 

 

溶接機です。

 

半自動溶接とは?

一般的な半自動溶接機は通常のアーク溶接と違い、ワイヤーを使います。

↓この用なワイヤーを本体にセットするわけです。

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アーク溶接は溶接棒が手持ち花火くらいの長さになっていて、短くなったら交換しなければなりませんが、半自動はレバーを握ればワイヤーが出てくるので交換の必要がなく効率が良いのです。

しかし半自動溶接機はガスが必要になります。

危険なので自宅にガスボンベを置いておくわけにはいきません。

そのガスがある事によって化学反応を起こさせ、溶け込みが深くなり、尚かつ見栄えが良くなるそうです。

 

ところが、今はノンガスで溶接できる溶接機があるのでそちらに注目してみました。

 

 

ノンガス半自動溶接

ノンガス半自動溶接機は、ガスが必要ないです。

その代わりに通常の半自動溶接機より特殊なワイヤーが必要になります。

「フラックス入り」と表示されている物がノンガス用ですが「フラックス」が何なのか知りません。

おそらくですが通常、半自動溶接のガスの役目はシールドになるので「フラックス」はその代わりとなる物が含まれているのでしょう。

ワイヤーの値段もフラックス入りタイプの方が高いです。

今回購入した「MIG130ノンガス半自動機」はネットで1〜2万円で購入できます。

さらに200Vではなく、一般家庭で使える100V仕様です。

DIYで少し溶接するくらいには「もってこい」ではないでしょうか。

 

 

半自動溶接機MIG130-100Vを準備する 

さっそく準備をしてみます。

残念ながら使用方法の説明書はついていませんでした。

分からない場合はネットなどで調べるしかないです。

 

本体から出ているコードは3本。

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左からトーチ、アース、コンセント。

アースを対象物や定盤などに挟み、電気を通る状態にする事で溶接が可能になります。

電気の力でトーチから出てくるワイヤーを溶かすイメージでしょうか。

(素人見解)

まだコンセントはささないほうが良いでしょう。

 

本体の蓋を開けます。

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ワイヤーをセットし、左側のベアリングの部分のロックを外します。

ベアリングの部分が回転してワイヤーを送るわけです。

ワイヤーの先端が曲がっていると入らないのでニッパーなどでカットしてください。

 

こんな感じてワイヤーを手で送りながら通して、いきます。

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トーチのコードはなるべく真っ直ぐにした方がワイヤーが進みやすいです。

ある程度進んだら、コンセントをさします。

 

トーチのレバーを握ってみましょう。

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このようにトーチの先にワイヤーが送られてくれば成功です。

出過ぎたワイヤーはニッパーなどでカットします。

 

付属の面も組み立てます

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かなり簡単な造りですが無いよりはマシでしょう。

 

 

実戦

ところで私の溶接歴(工業科卒)ですが…

前職で、半自動溶接、TIG溶接、ガス溶断を教えてもらう。

しかしメインは、機械加工だった為、溶接は素人に毛が生えた程度。
さらに教えてもらったのは10年以上前なので記憶にございません。
職場で溶接自体は身近にはあったが、専門外だったため専門用語もわかりません。
その程度の腕で溶接機を使えるのだろうか!?
 
 
実戦してみます。

 

手頃な端材がなかったのでメッキのかかったプレートで試してみましょう。

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塗装やメッキの表面処理をしてあると上手く溶接できません。

しかし鉄は錆びやすいので表面処理せざるをえないのです。

溶接するならば表面を軽く削る方が良いでしょう。

 

しかし、早く試したいのでお構いなしでやってみます。

 

 

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おぉぉ

 

全然うまくいかん

 

適当な生材を探してこよう。

 

溶接の注意点

初歩的な注意点です。

 

 アーク光

溶接の際にでる光、これを直視していると目が焼けてしまいます。

面やサングラスを使用してください。

溶接はとにかく熱いので火傷に注意。

フライや天ぷらを揚げている時のように飛び散ってきます。

最低でも革手袋は必要でしょう。

ビニールなどはすぐに溶けてしまいます。

材質

鉄用のワイヤーでステンレスはくっつきません。

磁石が近づけてくっつかなければステンレスです。

 

もちろんアルミも磁石はくっつきません。

アルミは鉄やステンに比べると圧倒的に軽くて柔らかい。

一般的にアルミはTIG溶接ですかね。

わたしレベルになるとヤスリで材料の角を削ってみると材質がわかるのです。

(ドヤ顔) 

 

ノンガス半自動溶接機MIG130

この溶接機は電源を入れた時点で常時通電しておりますのでレバーを握らなくても火花が飛びます。

最初は知らなかったのでビックリしました。

 

さあ、あなたもDIYでレッツトライ !

 

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