わたしは普段、作業着で仕事をしています
そんなある日、近所の初盆に向かうためにYシャツで出掛けようとしていました
それをみた3歳の息子がこう言いました
「パパしゃちょうなのー!?」
息子にはネクタイしている人全て「社長」なのです
てなわけで、バイクのワイヤー部品交換をしました
バイクをカスタムする上でハンドル交換をする事があるかもしれません
ハンドルを長くしたり短くしたりすると、同じようにスロットル(アクセル)ワイヤー、ブレーキホース、クラッチワイヤー、スイッチ類のハーネスも必然的に長さの合ったものに交換する必要があります
ハンドルを交換しなくてもワイヤーなどは数年経つと伸びてしまったり最悪の場合は切れる事があります
そうなる前にクラッチを握った際、引っ掛かりがあったり(ゴリゴリする)、スロットルの戻りが悪く感じたら交換する事を推奨します
過去にも色々なバイクのハンドル交換や、ワイヤーだけの交換をしました
今回、車両はRZ250でクラッチワイヤーのみの交換になります
ハンドルはそのままなので、STD(スタンダード)を購入
昔、間違えて少し長いものを買ってしまったが、動きや戻りが悪くなったので長すぎるのも良くないです
クラッチレバーのワイヤーを外す
レバーの根本のボルトとワイヤー部のアジャスターボルトを外しておきます
外して裏側を見てみるとワイヤーの先がタイコになっているのでこれを外す
レバー側はこれでおしまい
タンクを外す
タンクを外す前にガソリンホースを抜きます
ガソリンコックは必ずオフにしてください
このバイクは2気筒でキャブは2つなのでガソリンホースも2本あります
シートを外すとタンクを固定しているボルトがあります
燃料計がついている場合はハーネスも外します
なるべくガソリンが少ないときに作業するのが良いと思います
満タンだと重くて大変です
エンジンのカバーを外す
次はエンジンの左カバーを外します
ボルトが7本とシフトロッドを外します
プラスドライバーを使う場合はナメやすいので慎重に
ボルトを外したらカバーを裏返します
こちらもワイヤーの先がタイコで引っ掛けてあるだけなので簡単に外れます
ワイヤーを外す
後はワイヤーを車体から抜いていくだけですが、取り回しを間違えると動きが悪くなるので抜く前に交換する前に写真を撮っておくと良いかもしれません
新品を取り付ける
抜いたら新品のワイヤーを折らないように通していきます
取り付けるときは外す時と逆でエンジンのカバーから付けていきます
続いてクラッチレバーにも繋ぎます
レバーを取り付けている「レバーピボット」
特殊なボルトで、可動部にグリスを塗っておくとレバーの動きがスムーズになります
先にワイヤーを通したアジャスターボルトを適当に締める
そしてグリスを塗ったレバーピボットを入れる
タンクとシートを元に戻す
はい、出来上がり
最後に
ここまで作業時間は30分程度、初めての場合は1〜2時間程度でしょう
締め忘れがないかを確認して一度、1速で発進してみます
発進しにくければアジャスターボルトを半クラッチのちょうど良い位置に調整します
今回の交換でクラッチを握った時の、ゴリゴリ感が無くなり動きがスムーズになりました
エンジンのO/Hで出費がかさんだので細かい事は自分でやります
しかし、独学なので違っていたらゴメンナサイ