ブログ名、捨てました

興味ある事が多すぎて書きたいことが定まらないので、ブログ名は捨てました

CBX750(RC18)ホライゾンを復活させる。  

2020年、コロナウイルスにより非常事態宣言が発令されました。

その真っ只中に、わたしはヤフオクでCBX750を購入しました。

www.masu-hoi.com

ボロボロですが、エンジンが生きていたのが救いでした。

その後もコツコツと部品交換や整備を続けていき、乗れるバイクにしていきます。

コロナ禍で家にいる事が多かったので、丁度良い暇潰しになりました。

ある意味、大人のおもちゃです。

 

 

 

車体を磨く 

前回、取り敢えずタンクを塗りましたが、エンジンやホイールなどが汚い。

特にエンジンのアルミ部分の腐食が目立ちます。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211532j:image

腐食と言うより、クリアかコーテイングが剥がれたあと?

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211516j:image
ワイヤーブラシーやペーパーで磨きます。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211602j:image

ネットでも良く見かけるのが、100均で売っている食器用のクレンザーを使うとメッキ部分の錆がよく取れます。 

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211705j:plain

写真だと綺麗に見えますね(^^)

実物はまだまだ汚いですけどね。 

 

 

メーター修理

長年の放置で、プラスチックが劣化か?

スピードメーター、タコメーターの針が折れた為、針のみを海外から注文しました。

f:id:hoso-11-bishamonten:20200628215842j:plain

注文から自宅に届くまで1か月、忘れた頃に届きました。

メーターを車体から外して、針と共に修理屋へ持ち込みました。

スピードメーター、タコメーター、ついでにガソリンメーターの針を交換して貰います。

 

出来上がったのがこちら↓

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211445j:image

ノーマルとは色も形も違いますが、良いですね!

と言うより、針なんて手に入らないので贅沢は言えません。

気になる工賃が、

針の交換1箇所約7千円、✕3なので合計21000円也。 

ヤフオクで中古のメーターASSY買うより安いのです。

 

 

タイヤの交換

購入当初タイヤの溝は8山程度残っていました。

しかし、古くて劣化したのか、ひび割れが酷い。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211726j:image

溝の凹の部分のひび割れは危ない。

走行中にバーストします。

しかし、すでに修理代が掛かりすぎです。

少しでも安く済ませたい。

ネットで台湾製のタイヤを購入し、バイク屋さんへホイールの前後を持ち込み、交換してもらう事にしました。 

さっそく、ホイールを外します。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211755j:image

フロントタイヤはブレーキキャリパーさえ外せれば、簡単に外れます。

問題はリア側。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211812j:image

駆動がチェーンではなく、ドライブシャフトでドラムブレーキです。

このタイプを外すのは初体験でしたが、意外とすんなり外れます。

重いので、リアタイヤの下に段ボールなど敷いて滑らせながらやると良いでしょう。

 

こちらが、ホイールを支えている、シャフトやカラーです。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109211922j:image

このようなシャフトを見ると、仕事でNC旋盤の機器加工をやっていた頃を思い出します。

ワークが長ければ長いほど、真ん中辺りがビビってしまい、外径の寸法が出ないのです。

しかし、今はそんな事はどうでも良いのです。

シャフト達を軽くペーパー掛けし、グリスを塗り直す。

ところで、250kg近くある大型バイクに、こんな細いシャフトで大丈夫なのか?

 

特別な治具や工具が無い場合はセンタースタンドが必須です。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201110165548j:plain

お洒落や、軽量化でセンタースタンドを外してある車両が多いですが、メンテナンスの時、大変です。

フロント側に車用のジャッキと木を咬まし、この状態でタイヤ交換終わるまで1週間ほど放置でした。

タイヤ交換の工賃が、

交換料、バランス取り、ホイールベアリング交換、廃タイヤ処分代など、

約12000円

タイヤ二本の金額が、約15000円

合計、27000円

 

 

中古のガソリンタンクを購入

やはり、タンクの塗装がどうしても気に入らない。

ガソリンコックからガソリンが漏れる。

ヤフオクで中古のタンクとコックを購入しました。

傷がありますが、元々付いていた物より全然マシです。 

内部の錆が酷いので錆取りをします。

工程は以下の通り↓

www.masu-hoi.com

 

こちらがガソリンコック。 

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109212210j:image

ガソリン漏れはコックのパッキンを変えようと思いましたが、

何故か、コックレバーの奥がボルトではなくリベットでバラせません。

正確に言うと、バラす事は出来ますが、外すと穴を開け直し、ネジ穴に加工しなければなりません。機械加工やっていた私にはお安い御用ですが、道具や機械がなければ、只野人。

中古で買った方がよっぽど安くすみました。

 

こちらはタンク内にある残量センサー。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109212230j:image

黒くて丸い浮きが、ガソリンの量に合わせ浮いたり沈んだりして、 ガソリンメーターに連動します。

こちらのセンサーは、元々付いていた物を使用します。

 

中古のタンク、コック合わせて約14000円也 。

 

 

 オイル漏れ

古い自動車やバイクにオイルは付き物です。

ただ、それが何処から漏れているのか?特定するのが難しい。

もし、エンジンからのオイル漏れだったら、最悪降ろさないといけませんからね。

このバイクも停車しておくと、エンジン左下に何かが垂れた後があります。

最初はエンジンからだと思っていました。

しかし、乗っている内に、明らかに減っている物がありました。

「クラッチオイル(フルード)」です。

 

オートバイのクラッチレバーには、ワイヤー式クラッチと油圧式クラッチの2種類あります。

ハンドルの左側のレバー付近を見てみれば一目瞭然。

ワイヤー式がこちら↓

f:id:hoso-11-bishamonten:20201110172220j:plain

油圧式はこちら↓

f:id:hoso-11-bishamonten:20201110172141j:plain

油圧式は油圧ブレーキと同じようなボックスが付いていて、その中にオイルが入っています。

ブレーキキャリパーと同じ様な仕組みで、油の力でピストンを押します。

このオイルはブレーキと同じ物で、通常は減る事がありません。

しかし1か月もしない内に、ボックス内のオイルが無くなる。

オイル漏れの原因これだね。

 

さっそくエンジン側をバラします。

こちらはクラッチレリーズシリンダーと言う物です↓

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109215706j:image

画像は別の車両の物ですが、 ブレーキキャリパーとほぼ同じ構造。

ピストンが外れるので、取り敢えず掃除してみて、組み直しました。 

ヘドロが沢山。ついでにオイル(フルード)も抜いて、新品に買えました。

ブレーキフルードは塗装が剥がれるので慎重に。

最後にブレーキと同じ様に、エアー抜きして完了。

あれから1か月経ちます。掃除だけでしたが漏れ止まりました。

この作業は全て自分なのでブレーキフルード代のみです。

 

 

まとめ

さて、ここでようやく一段落でしたが・・・

フロントフォークからオイル漏れが(泣)

少し前に、シールやメタルを交換してもらいましたがダメでした。

インナーチューブを交換しないとだめか?しかし新品は高すぎて買えません。

中古の良品が出るまで、気長に待ちます。

 

いまさらですが、興味のない人には「何のこっちゃ!?」の内容でしたね。

最後に、誰でも分かるビフォー・アフターをご覧ください。

 

まずはビフォー。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109212023j:image

手元に来た時は、こんな状態です。

 

 

半年後に、この様になりました。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201109212132j:image

アフター。

f:id:hoso-11-bishamonten:20201110200642j:plain

写真だとメチャクチャ綺麗に見えますね。隣に偶然停まっている平成のバイクと並んでも退けをとりません。

しかし生でマジマジ見ると結構汚いです。 

旧車はヘッドライトが暗いのが難点ですが、LEDバルブに交換したら嘘みたいに明るくなりました。これはオススメです。

 

 

今回の修理費用は62000円

前回までの費用が255000円

その他エンジンオイルエレメント交換、細かい部品、工具や道具など、

覚えているだけで、約20000円

 

合計 337000円

大雑把な計算ですが、当初の予算は30万でしたので少しオーバーしました。

しかし、旧車を普通のバイク屋さんで買うより安いと思います。

 

何度かツーリングへ行きましたが、特に問題なく帰って来れました。

まだまだ気になる所はありますが、細かい事言うときりがないのでここで一旦完了とします。 

お付き合いありがとうございました。