待望の第2子誕生かと思われた矢先、心拍が弱く先生から「見込みが薄い」と言われました
あれから一週間様子を見て再度診察をしてもらい、流産が確定
妊娠12週未満の繋留流産だったため手術となりました
前日の21時から飲食禁止で手術自体は10分程度で終わるそうです
しかし、手術のため約3時間かけて子宮口を開くのです
朝、9時前に病院へ行き、手術はお昼頃、それから全身麻酔がとれるまで約3時間
やれる事も、居場所もないので男は一旦帰ります
数時間後
午後2時半頃、メールが来た
「麻酔で今は動けないから16時過ぎに迎えにきて」
保育園が終わった息子と一緒に迎えに行きました
病院へ到着すると2階へ行くように言われました
そんに大きな病院ではなく、1階が外来、2階がお産で入院する部屋が並びます
出産したばかりのお母さんや新生児だらけの中、奥さんは看護師さんに支えられながらやってきました
麻酔が効かず、「いたいっーー!!」と叫び、麻酔を追加されたそうです
帰りの車の中で奥さんはこう言いました
「新生児室の前のソファーで1時間待たされ、麻酔で意識が朦朧とする中、1日中赤ちゃんの泣き声が聞こえてたよ」
「周りにいる人達は出産直後で幸せそうな人ばかり」
「まだ、二人目だったから良かったけど、これが初産だったら辛すぎ」
たしかにこれはキツイと思った
男は無力だ
子供を産むのも痛くて辛い、さらに産めなくても痛くて辛い
男は一生経験する事もなく、ただ見守るしかない
生命の誕生に関して男はあまりにも無力だ
そして、ふとこう思ったのです
本来は女性の方が主体で権力もあった
しかし、このままでは男性の存在価値がなくなる為、社会の中心を「男性」にした
こうする事で、「男性は働く」「女性は子を産む」という役割をつくった
虫の世界を見てみるとバッタなどメスの方が大きく、アリやハチなどは女王を中心に生活している
男(オス)は生物の中ではオマケなのかもしれない