ブログ名、捨てました

興味ある事が多すぎて書きたいことが定まらないので、ブログ名は捨てました

旧統一協会とエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)

旧統一教会を巡る被害者救済の新法が2023年1月5日に施行されました。

2022年に宗教2世の人達が注目されましたが、おそらく自分が被害者だと思っている2世の方はごく一部で、生まれた瞬間から教えを叩き込まれ、強要されています。

ですので、自分の置かれている環境が「おかしい」とも思わないのです。

 

所で、旧統一協会とエホバの証人は別の宗教団体ですが、教えや禁止事項が類似しているので比較してみました。



 

 

 

旧統一協会

世界平和統一家庭連合(旧統一協会)は、文鮮明によって1954年に韓国で創設され

新興宗教およびその宗教団体。

キリスト教をベースとしていますが、救世主こそ統一教会の教祖である文鮮明だとしている、まだまだ歴史の浅い新興宗教です。

信者数は60万人とも言われています。

ただし、あくまでも旧統一協会が発表している数字で、実際は10万人以下だと考えられています。

他宗教や娯楽、恋愛などは「サタン」の仕業と考えられ、私財持たない方が良いと言う教えで、教団へ献金や寄付をします。

これらに反した場合は、「断食」や、しつけと称した「体罰」が行われていました。

 

韓国は「アダム国家」、日本は「エバ国家」とされ、反日で韓国中心の考えです。

欧米ではカルト教団とみなされています。

高額商品の販売やマインドコントロール、合同結婚式など様々な問題がある宗教団体ですが、去年明るみになったのが、政治と密接に結託して活動していることです。

この事がきっかけで元総理が殺害されるという悲惨な事件が起きてしまいました。

 

 

 

エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)

エホバの証人は、19世紀にアメリカ合衆国でチャールズ・テイズ・ラッセルを中心に

発足したキリスト教系の宗教です。

全世界で「ものみの塔聖書冊子協会」などの法人名で活動しています。

そもそも「エホバ」とは何か?と言うと、

万物の創造者の「ヤハウェ」がヘブライ語の4つの子音文字で構成され、この正確な

読み方が「エホバ」と主張するのが「エホバの証人」です。

旧統一協会と同じように、教団の教え以外は「サタンの誘惑」と考えられていて、国

歌や校歌などを歌うのは禁止されています。

基本的に義務教育以外は必要ないと考えられていて、保育園や幼稚園も行きません。

日本の正月も、おめでたくないので挨拶しません。

エホバの証人も私財を持つことは良くないとされます。

教えに反すると体罰が与えられたり、村八分状態になります。

脱退した人間と交流してはいけません。

旧統一協会との大きな違いは、政治に一切関与しない事です。

 

エホバの証人が過去に問題になった事が、

体罰の際、お尻を丸出しにして、ベルトなどを使い、鞭打ちをする事。

そして、1番有名なのが、輸血の拒否でしょうね。

現在の日本では、15歳未満の場合、親権を剥奪してでも輸血するそうです。

「信仰」より「命」が優先です。

万が一、子供の輸血を拒否して亡くなってしまった場合は、保護責任者遺棄致死の罪に問われる可能性があります。

 

 

 

2世の苦しみ

教えによる禁止事項が似ているため、2世の苦しみも共通していそうです。

まず、いきなり小学校で集団生活がスタートするため、友達ができにくい。

そもそも親が他宗教の人とは関わらないので、普通の人との付き合い方を知らないのです。

せっかく馴染んできても、学校生活で授業等を見学したり、イベントに参加もできない。自らコミュニティからはずれなければならないので、確実に浮きます。

義務教育中は苦痛でしかありません。

しかし、2世の中には、教えを信じ切っていて、逆に自分以外を可哀想だと思っている人もいます。

1世である親達は普通の子供時代を送ってきているので、この頃の2世の気持ちは分からないでしょうね。

 

他にも、両団体とも同性愛全否定です。

LGBTは悪とまで教えられます。

このような悩みがあった場合、親に相談もできません。

状況を想像しただけでもゾッとします。

 

エホバの証人の活動で、最も重要なのが勧誘です。

教団内では「奉仕」と呼びます。友達と遊んだり、習い事や娯楽をする暇があるなら「奉仕」です。

さらに2世の子供達は奉仕の際、利用されます。

親に勧誘をさせられるのです。こうすることで勧誘された側も若干断りにくくなります。

休みの日は、集会や礼拝で1日が終わります。

 

2世の子供達は自分の意志ではどうすることもできず、自由などありません。

 

 

法律が変わったとしても…

今回、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題により2世信者にスポットが当たることになりました。

しかし、大人になった2世信者達は声を上げることができますが、

子供の2世は被害にあっていることすら認識していません。

ある程度の年齢になって、ようやく被害に気付いたとしても、すでに大事な青春時代は失われているのです。

 

脱会した人間とは、例え親子でも、事実上絶縁しなければならないのです。

そんな事、未成年の子供が親に向かってできるはずがありません。

これは、半分脅迫のようなものです。

 

日本は信仰の自由は認められています。子供の信仰も自由のはずです。

特に日本の場合、15歳まで特定の宗教に属させないなど、法律で決めたほうが良いと思います。

子供達を救えなければ、法律を変えても意味がないのではないでしょうか。